ミスターバコーン!(承前)

世間では「アイドル戦国時代」という言葉がもっともらしく使われておりますが、国内でくんずほぐれつやってる間に対馬海峡を越えて「黒船」が続々上陸。

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ステージパフォーマンスという意味で今のハローが脅威に感じなければならないのは黒船という名の「本格派」な方々だと思うんですが、その辺危機感あるのかね。
まぁ他のユニットは天下統一だ24時間テレビだで忙しいだろうから、この方面の作戦司令官は ℃-ute に与えられたら面白いだろうなと思っている。だって3年前のレコ大の新人賞取っちゃったし、紅白にも出ている。ステージパフォーマンスも「本格」を指向しているのに対外的には今のところヒマ。そんなユニットを活用すべき手はないと思うんですがどうでしょうお偉いひと。
そんなことを考えながら You Tube を漁っていろいろな PV を観てたのですが、PV に関しては前言撤回、とても戦えないことが分かった。以下「Danceでバコーン!」と「黒船」の中で同じ5人組のユニット KARA の「ミスター」と比べながらその辺を掘り下げてみる。今日も画像多め亭。

◆貧相なヒップダンス

両ユニットはメンバーが5人という他に新曲でヒップダンスといいますか、お尻を振り振りするフリが入っているところも共通点なのですが、PV では似ても似つかないことになっている。


KARAの方では、グラインドに合わせ円状にカメラを動かしながらアップのカットを入れていくわけですが、℃-ute の方はというと…

バコーンというかスカポンタンな映像。しょっぱすぎる。
ファンの中には下品としてこのフリを嫌う人が多いのかもしれないですけど、ぼくは折角やってるのに何かに利用することもなく終わってる中途半端さの方が気に入らない。

脚ではこれだけ近づけるんだからお尻でもこれだけの近さでカットを重ねれば良い映像ができると思うんですがね。

◆少ないフォーメーション

もうこれはフォーメーションだけじゃなくカメラワークの問題でもあるんですが、バコーンの PV ってアップと引きしかないよね。それも正面のみ。


この2種類だけ覚えとけば PV ができるんじゃと誤解しそう。


ニゾンもお定まりの2対3でもうアホかと。


ダンスのダイナミズムを見せたいのならカメラワークもアクティブであってほしいし、せめて色んなとこから見てますというぐらいのことはやってほしいんですけど贅沢な願いでしょうか。

個人的には PV だけのダンスフォーメーションを組むのが一つの手かなとは思う。たとえば中島ちゃんをセンターに据えたフォーメーションを作ったりとか。昔は PV 用のフリとかあったりしたもんですけど…時間ないんですかね。当時よりはよっぽどあると思うんだけど。


(つづけ)