ミスターバコーン!(終章)

黒船というよりは元寇と言った方がいいのかもしれないな…

Genie(初回限定盤)(DVD付)

Genie(初回限定盤)(DVD付)

昨日発売された少女時代の日本デビューシングル「GENIE」。2種類のPVが入ったDVDにブックレットもついているのに1800円とかなりお値打ち価格の初回限定版を買って今聴いているのですが、やっぱ母国語の方が良いですね。歌詞の意味は全く分からんけど力強さとキレが同居しているボーカルが一つの「楽器」として機能していてとても面白い。それに比べて日本語バージョンの方は悪くはないんだけど、うどんをフォークで食ってるような違和感というか、テキストに声を当ててるだけの上滑りした印象がどうも拭えない。
まぁ来日してほんの数カ月でこれだけ歌える方を誉めるべきなのでしょうが、日本で腰を据えるんであればもっと日本語で歌うことを上達させなきゃならんのだろうなと思います。それか徹底してネイティブか。その点スイバケの May ちゃんは来日して3年、ずいぶん上手くなったなと思います。
さて、元(高麗) VS 鎌倉幕府の戦い(?)第2弾。なぜか画像は少女時代ではなく KARA さん。

◆衣装の数


Danceでバコーン!」の PV 衣装がメインの黒装束と

存在価値が良く分からない避暑地のお嬢さん風の白いワンピースの2種類に対し、KARA の「ミスター」では




4種類が PV 内で確認できます。


衣装数の差がそのまま PV の差になるかというとけしてそうではないと思うんですが、℃-ute に限らず最近のハローの PV の質の低さは衣装数の少なさが招いているような気がします。でないとテニスコートでピンクの衣装で踊る ℃-ute さんとか、緑のグラウンドでツートンカラーの衣装でジャンプする娘。さんといったシュールな画は出てこないと思うんですよね。別の衣装で同じシーンを撮って1番2番で変えるとか、交互にカットを入れるだけでもずいぶん違うと思うんですけど。

◆舞台の数


衣装と同じく舞台の数も著しい差がありまして、バコーンが屋内1種に対して、ミスターは屋内屋外で延べ4種類の舞台が用意されています。ハローの PV が単調で安っぽく見えるのは舞台設定が1種類しかないことと大きく関係しているような気がする。
ゴテゴテと CG で周囲を飾りたてるよりも、セットをもう1個作るとか、外に連れ出す方がバリエーションも増えるし安上がりな気がするんですが、今は CG の方が安いのかなぁ。拘束時間というか人件費の問題かしらん。そりゃカット数も増えればお金はかかりそうですが、シングルVという業界でも類を見ない方法でお金を稼いでるわけですから、もう少し制作費用に還元しても良いのではないかと思う。ええ、完全な妄想です。


といった形で元軍と鎌倉軍を比べてきましたが、元軍の方も舞台設定を間違えばあっという間に神風の餌食ですし、鎌倉軍も時代遅れの戦法で壊滅寸前、やることは神風頼みというどちらにも大小の問題があるんでしょうが、いずれにしても最前線ではどちらも頑張っているわけですから、後方支援がやっぱ大事だよねというごく月並みな感想でこの項終わり。


明日は仕事を頑張って終わらせて 910 の日に行く予定。