ジャスコクイーン

Tomato n’ Pine （以下トマパイ）のリリースイベントを観に浦和まで行ってきました。石川さんのトウモロコシトークイベと迷ったんですが、暑い中人が多そうな銀座よりは郊外でまったりとという気分の方が勝った。交通費がアレなんですが、不思議と地元感覚なのよね。
会場のイオン浦和美園はいわゆる郊外の大型ショッピングセンターというやつで、ジャスコとか入ってるので週末の買い物に来た家族連れがほとんどで、ステージ前にしつらえてあったベンチにはどう考えても休んでるうちにベンチを動かされたとしか思えないお年寄りが寝てて、今まで見た中で一番カオスな現場でした。総勢100人ぐらい。「おまいつ」の人たちも10〜20人弱くらいで現場が盛り上がる系であればちょっと心許ない感じ。もっとも TIF2010 でそういう雰囲気の現場ではないというのは知っている。
ぼくはというとステージ横のスタバで某石川さんお勧めのキャラメルマキアートをすすりながらスタンバってたのですが、定時の14時になっても出てこないみなさん。結局10分近く押しぐらいで開始。

◆Tomato n’ Pine「キャプテンは君だ！」リリースイベント@イオン浦和美園

01. キャプテンは君だ！
02. 渚にまつわるエトセトラ
03. ためいき、オカリナ、ほら猫が笑う
04. POP SONG 2 U

キャプテンは君だ！は後ろ向きに並ぶところから始まるのですが、イントロの直前まで並び位置を微調整する3人が初々しかった。後でステージに上がる機会があったのですがバミってなかったな、そういえば。

大事なことなのでもう1度言いますが、三女担当の WADA ちゃんは現場の方がはるかに可愛いです。TIF の時より顔つきが締まったように思う。もっともフリはまだまだ間違えるし、緊張のせいか MC も余裕がなくて放送事故寸前の沈黙を漂わせたり、「POP SONG 2 U の歌詞に出てくる言葉を調べてきてくださいと言いましたが、調べてきてくれましたかぁ？」と初見の人にはポカーンの質問をしてスベッたりでかなりハラハラしました。
や、過去のインストアイベントで色々調べてネタにしてきたのは分かるんで、その積み重ねをボードや紙芝居とかで示してくれると他のメンバーも拾いやすくて場が持つんじゃないでしょうかね。因みに調べたものは「ランソネス」というフィリピンでポピュラーな果実でした。

MC という点ではグラビアアイドルとしても活動している次女担当の YUI ちゃんが、一番安心できる。様々な告知も彼女担当で、新曲「10月のインディアン」が、ドラマ「熱いぞ！猫ヶ谷」の主題歌に決定し、9月25日の名古屋のイベントで初ライブ披露されるという爆弾をさりげなく投下。「10月のインディアン」はつい前日トラックダウンしたそうで、握手会前の待ち時間にフロアで流れてましたが、これがまた良曲でリリースが待ち遠しくなっている。
MC は他の2人と比べ慣れている感じの彼女ですが、パフォーマンスはまだ表情が硬い。この日みたいなアウェーで緊張するのは良く分かるし、間違えないようにやろうとするのは正しいことなんだけど、極端なことを言えば間違えてもこっちはほとんど気づかないんですよね。気づいても堂々としてればあ、そんなもんかで済んでしまうことが多い。それよりキラキラとした笑顔でやってくれた方が魅力がより増す気がします。

表情に関しては長女担当の HINA ちゃんが一番楽しそうだった。ニコニコしながら歌ってうっすら汗をかいていた姿がとても良かった。「キャプテンは君だ！」「ためいき、オカリナ、ほら猫が笑う」の歌詞が自分たちの経験を基に書かれている事を力説しているのも面白かった。「POP SONG 2 U」も彼女たちの経験を基にしてたらどうしようかと思ったけど流石にそれはなかった。
もっとも「POP SONG 2 U」の紹介の際に「サビのフリがとても簡単なのでみなさん真似してください」と言ってそのまま曲に入っちゃうよりは、一度その部分を自分たちでやって真似させてから曲に入る方が良いんではないかと思った。自分のような初見でだいたい対応できるハロヲタ上がりならともかく、あの場にいるお客さんは一見さんが多い。少しでも盛り上げたいのであれば多少の工夫は必要なんじゃないかと。
ハローの現場ではあまりにも当然過ぎて普通になっていたようなノウハウが、実は普遍的ではなかったという点で印象的な出来事でした。

とまぁステージングとしては駆け出し丸出しで、色んなところで向上の余地があるように感じましたが、それを補って余りある楽曲ばっかなので面白くなる余地がたくさん残っているのはとても楽しみだったりします。となると所属事務所もバックグラウンドも違う3人がユニットとしてどうなりたいのかというのは結構重要なファクターだと思った。

キャプテンは君だ!(通常版)

握手会は参加条件が上記以外に写真集付き、DVD付きの三種全部合計6000円分の購入が必要ということもあり、先日の TIF でオレンジのタオル1000円を買うだけでお話しできて写真集や DVD をよく見ない身としては、躊躇するには充分で結局通常版だけ買って家路についたのでした。
この辺りのさじ加減もアイドルファン層に食い込むには考えなければならんのだろうなと思いながら。

Tomato n' Pine
http://www.tomapai.jp/