夜もヒッパレ? 6

投票も終えてすっきりしたはずなのに何か忘れてる気がしたのは、あとしまつをやっていないせいでした。

○楽曲部門次点

・Blue-Sky-Blue/Buono!

これは無茶苦茶迷いました。とにかくイントロのギターリフが良い。Kenny Roggins の I'm free で Steve Lukather がやってたリフと同じくらい痺れました。ん、地味すぎて比較対象としては不適当だと?そうかもしれない。
それはさておき、いっそのこと Buono! から2曲入れようかと思ったけど、重複させるよりは多様性、そして今回は歌詞に(結果的に)重きを置いたこともあって泣く泣くということで。

・大きい瞳/亀井絵里道重さゆみ田中れいな

このあたりの打ち込み全開のラブソングは大好きで、娘。で入れるならこの曲かなと思ってたんですが「愛され過ぎることはないのよ」が差し切ったのは前述の通り。基本的に少人数のフィーチャリングの曲よりはユニット全体での曲に入れたいというのと、収録のアルバム「10 MY ME」が娘。の歴史のどこかで聴いたような曲調が多く個人的には評価が高くなかったというのも影響したのではないかと思う。

・MOON POWER/Berryz工房

イントロがNHKサンデースポーツのテーマっぽくて、凄く良いです。哀愁漂うストリングスもとても好き。
ただヘンタイ少女が歌詞のアレと比べると、タイトルがダサい。本格的に聴き始めたのがちょうど「シャイニング パワー」が出た頃だったんですが、陰陽の対比が面白いというよりはおっさんのネタ切れも顕著だなと感じた覚えがあります。そういえば「君の友達」と「友達は友達なんだ」も時々分からなくなるなぁ。

夢見る15歳スマイレージ

秋の風が吹くころまでは良く聴いてました。Bメロの旋律がすごく好きなんですが、その印象が強すぎてAメロとCメロからやや浮いている気がするんですよね。ぶっちゃけ曲の展開がちぐはぐというか、違和感が残る。
狙ってやってるのなら別にいんですが、℃-ute の「Danceでバコーン!」も同種の違和感を感じたのでわりと季節ものだったのかなと。
スマイレージの勢いがここにきてみるみる薄れてきてるというのもあったのかもしれない。夏の武者修行を経て、ファーストコンサート、そしてアルバム発表という絶好の流れで来てたのに、傍から見ると全く盛り上がっていないというかなんというか。原因はいろいろあるんでしょうが、来春の ℃-ute との合同コンサートも、そういう苦しい流れの延長線にあるんだろうなと。

・Going On!/ガーディアンズ4

去年の「Party Time」も絶賛でしたが、これもかなり良い曲。Buono!だけが続いていて、こっちが打ち止めというのも何だかなという気がするくらい打率が高いです。実に惜しい。

・cure/里田まい

これも最後の直線半ばまで良い脚が炸裂していた曲。こういったささやき系のフレンチポップテイストの曲は大好きなんで、ひょっとしてひょっとしてたんですが直線半ばで脚がとまってもうた。惜しい。実に惜しかった。
間奏などで、ブラスのパートがもう少しはっきり前に出る部分があったら、突き抜けてたでしょうね。

○ PV部門次点

選んでないので次点というのもおかしな話なんですが、今年も酷かったですねぇ PV の出来は。それでも去年まではヲタの責務ということもあり、ぶつぶつ言いながら観たり、ぶつぶつ言ったら買ったりしてたんですけど、今年は卒業した身ということで、絶対的にダメなものに相対的順位を無理につけてもということで初めての棄権。
ランダムサンプリングした PV もことごとくでした。中でも娘。の「青春コレクション」は史上最低の出来と断言しても差し支えないくらいですし、スマイレージの「夢見る15歳」も同じ時期に同じ監督によって作られた東京女子流の「おんなじキモチ」と比べると雲泥の差でちょっと参った。PV というのはその名の通りこちらの購買意欲を刺激するパワーがないと PV と言えないと思うんですけど、こちらを引きずりこむようなパワーをもつ PV は見た限りではほぼ絶無でした。
まぁ可愛ければ良いという最低ラインを守ってれば買ってくれるし、いいものを作るにはお金もかかるし、作っても評価されない、真面目にやってもバカらしいというのは想像はつくし分からないでもないんですけど、そもそも宣伝の一環に過ぎない PV を売るというのもカッチョ悪い話ですし、その売り物が他と比べてレベルが断然低いというのはわりと商道徳としていかがなもんかと思うんですけどね。ましてや他のアイドルユニットが可愛いだけにとどまらないモノを作っているわけですから。
コンサートより外部にアクセスしやすいですし、今の厳しい状況を打開するためにはコンサートと同じくらいに力を入れる必要があるコンテンツだと思い続けてるんだけど、改善の兆しもなかなかない。来年もこのままかなぁと半ば諦めに似た気持ちを抱えつつこの項終わり。