ヨコハマ観覧紀行

本日は横浜美術館でのドガ展を観に行ってきました。

メインは上のポスターにもある「エトワール」。代表作の初来日という事や仕事納め後の休日ということで、結構な人出を予想して昼ご飯を後回しにしたのですが、意外と少なくてチケット待ちの10分ぐらいで中に入れた。
今回はドガの生涯を俯瞰するということで、国内外から結構な数の作品が集められていてかなり見ごたえがありました。彼に関しては印象派の一員で「エトワール」で有名な人という極めてざっくりとしたイメージしかなかったんですけど、どちらかというとアングルやダヴィッドに代表される新古典主義の系譜に則って、現代の日常生活を描き出そうとした画家であることが分かってビックリ。どちらかというとフェルメールレンブラントに近いところにいる印象の絵も結構あった。繊細に描く所とざっくりとした所の「緩急」の使い分けが凄く秀逸だなという印象を持ちました。
初めての「エトワール」は素晴らしかったですけど、個人的には「バレエの教室」や「マネとマネ夫人」も良かったな。特に「マネとマネ夫人」はマネが奥さんの描き方が気に入らなかったらしく、カンバスを切っちゃったらしいんですけど、結構だらしなく描かれてる自分の姿には無頓着なのが面白かったです。
とまぁ2時間近くじっくりと見て出てきたのですが、いつの間にか美術館の外まで列ができていて再度驚愕。ほとんど待たずに入れたのがウソのような状況で、寒風吹きすさぶ中待たずに良かったなぁと心から思いました。


のですが。
そのあと中華街で夕ご飯という前に海沿いをお散歩することになりまして、赤レンガ倉庫やら大さん橋やら港の見える丘公園を歩いて回りました。道順は以前ハローの文化祭の後歩き回ってたのが役に立って迷うことは全くなかったんですが、ちょうど海風が吹いてくる時間帯で結構寒かったです。ドガ展で楽した分だけこちらで苦労といったかんじでしょうか。

大さん橋からみなとみらい。寒さで若干ぶれてる。


その後関帝廟などを経て中華街で夕飯。チャンピオンの中華まんの店が増えてて笑った。

寒い中立ったり歩いたりで盛りだくさんでしたが、楽しい一日になりました。明日は実家に帰省するので結局石川さんのケータイ刑事は観る機会がなさそう。残念な気持ちはありますが、その時大事なことに集中すべきということを考えれば致し方ないことなのかもしれません。