四月だけど皐月賞

といったわけで予想は完全に外しましたが、桜花賞と同じく保険で買っておいた○-☆(誕生日馬券)の的中でほんの少しプラス。買い方としては美しくないんですけど、美しく散るよりはちょっとカッチョ悪くても当たった方が精神衛生上良いかなと。去年の反省を活かすという意味でも。
それにしても強かったですね。オルフェーヴル。お兄さんが今回の舞台東京が不得意で、自身も去年惨敗。その辺りが4番人気という低評価だったのでしょうが、個人的にはそっちよりも寧ろ大外をぶち抜きそうな脚質&鞍上の方がどうかと思ってて、今の馬場状態ではそりゃ無茶でダービーでやってねということで、4番手評価でした。馬場の回復前は3着要員だったのでこれでも上がった方だけど。
それが直線では内に潜り込んで1頭分の隙間を突き抜けてくるという芸当で圧勝。鞍上の池添君は先々週の桜花賞で外外を回らされての2着が頭にあったんだろうし、かといって東京では3年前のオークスで内を「突いて」物議を醸しただけに思い切りも必要だったと思うんですが、それだけに今回の騎乗は見事でした。ダービーでは狙ってみたいと思ってただけに楽しみになりました。
それと比べてナカヤマナイトは直線で外に出すというやや無難な騎乗。大先生は十分いけると思ってのことだったんでしょうが、個人的には3着のダノンバラードの位置で競馬してほしかった。もっとも直線では脚が残ってない感じだったので、内突いても勝ち負けは難しかったんだと思います。やっぱ共同通信杯からの直行は難しい。ダービーはこれからのケイコ具合によるんだろうけど、厩舎の先輩ナカヤマフェスタと同じく3歳のうちに本格化はどうなんだろう。
2着のパテックさんは、懸念してた通りスタートで出負けして動くに動けない展開でしたね。それでも馬群を縫って2着を確保するあたりは流石でしたが、距離が400m伸びるダービーはどうでしょうか。ドリームパスポートの例もあるので馬券対象としては見限れないけど、15年ぐらい種牡馬をやって未だにクラシックホースがいないフジキセキ産駒。アタマ(1着)まではどうだろう。
むしろデボネアトーセンラーあたりがダービーでは面白そう。


それにしても2着馬が皐月賞馬で、3着馬が桜花賞馬となったシンザン記念は伝説のレースとなりそうですけど、そこを1着したのがレッドデイヴィス。この世代では一番強いということに計算上ではなるんですが、セン馬なんですよね。彼(彼女?)。クラシックは優秀な種牡馬繁殖牝馬を選定するレースという名分があるので、子孫を残せないセン馬は出られないのはまぁしょうがないとして、NHKマイルCまで出られないのは良く分からん。

シンザン記念】デイヴィスVも「取らなきゃよかった」
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2011/01/10/kiji/K20110110000019480.html

当分はダービートライアルなぞに出てダービー出走権を狙う他の馬への「嫌がらせ」に精を出すことになりそうですが、レーヴディソールにしろ、レッドデイヴィスにしろ、クラシックに出ない馬が世代最強を取りざたされるのは去年と違った意味で面白い世代になりそうです。