超?ワンダフル

出勤前にめざましテレビを見てたら、ドリームモーニング娘。の特集がありまして、しばらくぶりにヲタ魂に火がつきそうになりました。早い話がコンサートで踊ってみたくなった。まぁ「卒業生 DE 再結成」といった現モーニング娘。をおちょくったようなネーミングセンスや、今回のコンサートに合わせてリリースされたアルバムはウンチョスの名に値すると思いますけど、なんだかんだ言って青春時代を共に生きた戦友みたいなものですし、ぼくみたいな一線を引いた元ヲタの方々と共に盛り上がってみたいな、と。
とはいえ、石川さんの里帰りになる横須賀は用事があるので敢え無く断念。流石に遠征するほどボーボー燃えてはいないので、再来週の群馬ってことになるんですけど、千秋楽なんですよね。チケットとれるかしらん。


さて。先日の ℃-ute コンサートの続きを。ネタばれするんで要注意。

◆セットリスト

去年までは8時47分の印篭のように、18曲目の JUMP といった感じの所謂「てっぱん」なセットリストでしたが、今回は3曲目に持ってきたりで、脱水戸黄門を意図したのかは分からないけどチャレンジ精神は買える。
ただ、春なのに「残暑 お見舞い 申し上げます。」を持ってくるなど、はたけさんに印税をあげる目的以外考えられないアタマの悪い選曲だったり、「3番ホーム 3両目」で恋の始まりを歌ったかと思えば、次の「別れたくない…」でもう終焉する不自然な流れだったり、いきなり男子校生になって「○○ッス」という言葉遣いを始めたにもかかわらず、歌は歌詞通りの女言葉で中途半端だったりで、結局何がやりたかったのかな、と。「超!超ワンダフル」とツアーを銘打ってますけど、ワンダーが Wonder ではなく Wander の方に思えたセットリストでした。はい。


まぁ好意的に考えると曲が揃ってきたので、初期のキラーチューンを控えめにして新たな可能性を模索する過渡期であるとも言えますが、大岡越前のような新たなキラーコンテンツに成長するかというとそれは疑問。


ひとつは今回のツアーの核をなすニューアルバムの曲がことごとく弱いんですよね。コンサートだとバスドラごんごんでノリとしては悪くないけど、聴くだけだとことごとく薄っぺらい。シングル曲しか印象に残らない。そりゃ曲の量としては増えるでしょうけど、様々なコンサートを展開するための燃料にはならないよね。
また、歌詞にしてもタイトルにしても、つんくさんの使い回しが悪目立ちしすぎ。もともと「市後保」だとか「ごまっとう」とか、気に入ったものは使い回す傾向はありましたけど、「3番ホーム 3両目」では「通学列車」や「スッペシャルジェネレ〜ション」が容易に思い浮かびますし、「いざ、進め!Steady go!」は「本気で熱いテーマソング」、「ルルルルル」に至ってはまぁ…言葉がないですね。新曲の「桃色スパークリング」にしても「桃色片想い」や「シュワッ」という先達がいますし、何だか新鮮味がない。
多作なのでこういう状況は仕方のないことなんでしょうけど、一人で回すには限界があるでしょうし、その弊害がかなりのところまで行ってる気がするので、外注などで負担を減らしてより一曲入魂の方にした方が、短期的にはお金がかかるでしょうが、長期的には選択肢が増えて良いんじゃないのかなと、そんなことを考えておりました。