威風堂℃

(2月)あけましておめでとうございます。
℃-uteさんのコンサート「神聖なるペンタグラム」の千秋楽を観てきたのでそれに絡めて新年一発目。


2年前ぐらいにハロヲタを卒業して、少しの間一般人ヅラして社会生活を営んでおりましたが、「ヲタは趣味ではなく生き方」という言説のとおり、アイドルのライブにはそこそこ出没しておりました。具体的には Perfume に始まり、Sweet Vacation, 東京女子流, Tomato n'Pine あたり。
いずれも織りなす楽曲がぼくの耳を心地よく刺激してくれるアイドルさんたちで、今は散開したりして無かったりするユニットもあるんですが、現場に行くのは楽しかったですし、楽曲自体は残るのでこれからも楽しむことができる。今年は Negicco9nine, especiaあたりに行ってみたいです。


ハロ−に関しては、10年ぐらいヲタやってたこともあって故郷とも言うべき場所なんですが、「故郷は遠きにありて想うもの」を地で行くような感じで、去年は夏のハロコン1回ですっかり足が遠のいておりました。どうもハローの曲が猛烈につまらないというか、性に合わない感じで、ましてや「推しメン」が定まらない以上、好きな曲を奏でてくれるユニットの方に入り浸るのは当然の帰結だったりする。
風向きが変わったのは娘。本隊が EDM路線に乗った「One・Two・Three」で、特に両A面の「The 摩天楼ショー」のファンキー風味が久しぶりのヒットでここには書くのを忘れてましたが、楽曲大賞もワンツーフィニッシュで投票し、ヘルミー(E)も買った。

Help me!!(初回生産限定盤E)

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で。
本題の℃-uteさんに関しては、ぼくのハロヲタ晩年を彩ってくれた大切なユニットだったのですが、えりかさんの卒業もあったせいか、その後は出てくる楽曲の大半が性に合わず文句ばっかり出てくる状況だったので、いちど離れてリセットした方が良いだろうなと。
まぁ別に彼女たちが嫌いになった訳ではなく、Tumblr でこっそり画像を集めてるくらいなので、ライブは休日と合えば、折に触れチケットサイトをペチペチしてたんですが、立ち見が出るような公演もありなかなか手に入らなかった。千秋楽のチケットが回ってきたのは僥倖としか言いようがないです。


そんなこんなで1年半ぶりに行ってきた℃-uteのコンサートでしたが、いやはや大したもんだった。


一言で言えば「明るいプラチナ期」と言いますか、とにかく1曲1曲ボーカルとダンスの完成度が高い。娘。本隊やベリちゃん達の現在のパフォーマンスはまだじっくりと見る機会がないんですが、完成度に関してはハローで1番といっても過言じゃないと思う。イコールアイドル界でもトップ。
楽曲は相変わらず性に合わないのが多かったです。その中でも初期の楽曲群のリアレンジは、猿が打ち込んだとしか思えない酷さで、CDでも1回ぽっきりしか聞いたことがなく、特典のインタビューまで行き着かなかったんですが、ライブだとマシに見えてくるから不思議。そういうこちらのもやもやとした先入観をねじふせてくれるものがありました。


途中からは「この子たちが武道館とか大きなステージに立てないというのは、日本アイドル界の損失だよなぁ。あんな小さなステージではなく、のびのびと踊らせてやりたいよなぁ」的なことを考えてましたが、どうやら向こう側もその辺に気づいているみたいで、武道館でコンサートのフラグが立ちまくってました。新年はまだ始まったばかりですが、大きな会場ですし最近はネコも杓子定規も武道館ですから、スケジュールも立て込んでると思いますので、早くて秋口の910の日あたりか、秋ツアーの千秋楽(11月後半から12月の土日)あたりですかね。


動員については、テレビに出てアピールしても無難なところしか言えない子たちですし、それほど効果はないと思う。リリースする楽曲が当たれば楽なんでしょうけが新年1発目の「この街」じゃ微妙。
となるとライブなんでしょうけど、他のアイドルユニットのヲタ狙いでアイドルフェスとかに出ると、高校選手権にプロ選手が道場破りするという悲惨な状況になりかねないので「Road to 武℃館(パクリ)」武闘派上等ということで、殴りこむなら夏のロックフェスにというのが一番面白いんじゃないでしょうか。「悲しきヘブン」「JUMP」「ダンバコ」あたりを披露すれば何とかなると思うし、何とかしようや。


とまぁ色々課題はあるんですが、本人たちは至って真摯で、相変わらずの向上心でしたので安心感心。今年1年が勝負どころというのはぼくでも分かりましたが、事務所が分かっていることを祈りつつ取りあえず締め。